国内のみならず国外からも人気の京都。神社仏閣・観光地がたくさんある中、初めての京都旅行に行かれる方は「どこをまわればいいんだろう?」「たくさんありすぎて迷う!」と思うはず。そこで今回は京都旅行初心者が行くべきおすすめスポットをご紹介!
また、「行楽シーズンで京都の宿がとれない!」「京都の旅館やホテルが高すぎる・・・」とお悩みの方へとっておきの裏ワザを伝授します!
もはやド定番!人気観光スポット
金閣寺
正式名称は「鹿苑寺(ろくおんじ)」といい、宗派は臨済宗相国寺派。金閣内の庭園・建築は極楽浄土をこの世にあらわしたとか。金閣寺自体も美しいですが水面に映った姿もまた格別で、全シーズン通して行く価値ありのスポットです。
また、参拝料を納めるとパンフレットとともにお札がいただけます。自宅に飾るのもいいですね!
■アクセス:JR「京都駅」から市バスで約30分、バス停「金閣寺道」すぐ
■拝観時間: 9:00~17:00
■入場料:大人・高校生 400円/小・中学生 300円/小学生未満 免除
伏見稲荷大社
全国に30,000社あると言われる稲荷神社の総本宮。通称「おいなりさん」と呼ばれ、商売繁盛、家内安全の御利益があると言われています。
朱塗りで美しい「千本鳥居」で有名ですが、今では約1万基並んでおり、鳥居をくぐり抜けるまで時間を要するので、時間に余裕を持って行くのがベスト。
■アクセス
【電車の場合】
JR奈良線 稲荷駅下車 徒歩すぐ
京阪本線 伏見稲荷駅下車 徒歩5分
【市バスの場合】
南5系統 稲荷大社前下車 徒歩7分
■拝観時間:終日入場可能
■入場料:無料
清水寺
音羽山の中腹に建つ世界遺産にも認定された清水寺。約1200年の歴史を誇る京都の有名観光スポットです。「清水の舞台から飛び降りる※」ということわざは、清水寺本堂の舞台からきています。
2008年より大改修工事(「平成の大改修」と呼ばれています)が行われたことにより、舞台からの景色を一望することが難しかったのですが、現在はほぼ工事は終わり、景色を楽しむことができます。
また、季節によりライトアップが行われるので、夜の清水寺もオススメです!
※清水の舞台から飛び降りる
切り立った断崖に張り出している清水寺本堂の舞台から飛び降りるほどの覚悟で物事を実行する決意。思い切って大きな決断をするという意味で使われる。ある文献では願掛けのため、実際に200人以上の人が清水の舞台から飛び降りたとされている。当たり前ですが危険なので絶対にマネしないでください!
■アクセス
京阪「清水寺五条駅」から徒歩約25分
市バス「五条坂」バス停から徒歩約10分
■拝観時間:6:00~18:00
※季節の行事により前後する場合があります。ライトアップ期間は21:00まで。
■料金:大人・高校生 400円/中学生・小学生 200円
行く価値あり!また行きたくなるスポット
蓮華王院三十三間堂
日本唯一の千体観音堂で、正式には「蓮華王院」と呼ばれる国宝です。約120メートルほどある長いお堂には、正面の柱間が33あることから「三十三間堂」と呼ばれています。中央の巨像(中尊)を中心に左右に各500体、合計1001体のご本尊があり、すべて表情が違います。
本堂の端から端まで並んだ千手観音はまさに圧巻で、京都に訪れた際は一度でもいいので訪れてほしいオススメの観光スポットです。
なお、本堂に入る際は土足厳禁のため、げた箱に靴を入れて入場するので、できれば靴に名前や自分と分かる印をつけておきましょう。私は名前を書いていなかったせいで靴を履き間違えられました…!袋もあるらしいので荷物にならないのであれば靴を袋に入れて入場した方が安全でしょう。
■アクセス:JR京都駅より市バス206・208系統15分 京都国立博物館南側
■拝観時間:8:30~17:00 (11月16日~3月は9:00~16:00)
■年中無休(受付時間は30分前)
■料金:一般600円 高校中学400円 子供300円
団体料金(25名以上) 大人550円 高校中学350円 小学生250円
※堂内は撮影禁止です。
龍安寺
のどかな雰囲気漂う龍安寺。東西25メートル、南北10メートルの空間に白砂を敷きつめ、大小15個の石が配置された石庭は座って眺めることができるので、旅の休憩にピッタリな場所。
のどかな雰囲気漂う石庭には、昭和50年(1975年)にイギリスのエリザベス女王も訪れ、現在では「ロックガーデン」として世界的に有名な日本庭園となりました。
また、石庭だけでなく「吾唯足知(ワレタダタルヲシル)」と成る禅の格言を謎解きに図案化したつくばいや、秀吉が称賛したと伝えられる侘助椿も見どころのひとつ。ゆったりとした時間の中で癒されること間違いなしのスポットです。
■アクセス
京都駅から市バス㊿立命館大学前下車 徒歩7分
京福電鉄 龍安寺駅下車 徒歩7分
■拝観時間:3月1日~11月30日 8:00~17:00/12月1日~2月末日 8:30~16:30
■料金:大人・高校生 500円/小・中学生 300円
神社仏閣をまわる時の注意点
御朱印をいただける時間は限られている
神社仏閣と言えば「御朱印」。平成から令和になった時期に全国的にブームになりましたが、今も変わらず人気です。
京都の神社仏閣でも、もちろんいただけますが、社務所が開いている時のみいただけるので、事前に御朱印をいただける時間などは調べてから行きましょう。
基本的に社務所は9:00~17:00が受付時間ですが、観光客が多く、御朱印の対応を早めに締め切る神社仏閣もありますので注意が必要です。
荷物は極力少なめで
神社仏閣は観光地ではありますが、観光施設やホテルとは違い、お荷物お預かりのサービスやロッカーがないところもあります。
あるお寺で見かけたのですが、観光客であろうカップルが受付の人にキャリーバッグを預けられないか尋ねていました。しかし丁重に断られ、カップルはキャリーバッグを引いたままお寺をまわっていました。
大きな荷物やキャリーバッグはなるべくホテルや駅のロッカーに預けてから観光しましょう。坂や階段も多い観光地があるので荷物は軽い方が歩きやすいです。
移動は公共交通機関がオススメ
国外からも観光客が訪れるほど有名な観光地。駐車場完備しているところもありますが、行楽シーズンは混み合うため、なるべく移動は公共交通機関で。JRや市電で行けるところがほとんどで、道路の渋滞に悩まされることなく観光できます。
出費はなるべく抑えたい!効率的に宿をとる裏ワザ
行楽シーズンは人気のホテルや宿は数か月前から埋まっており、値段も上がる傾向にあります。1か月前に予約しようとしたら京都の宿はすでに空きなし、空いていたとしてもかなりの値段になっていたりします。
「宿やホテルにこだわらなくていいから、京都観光の方にお金を費やしたい!」
「行楽シーズン直前に京都に行く予定立てたけど、もう京都の宿は満室…」
そんな方にオススメなのが、新大阪駅周辺のホテルに泊まること!
実は新大阪から京都まで在来線の快速電車を使用すれば37分、新快速電車であれば24分で到着します。通勤の時間帯などで多少ダイヤが変わりますが、新快速も快速も15分に1本の頻度で出ているので、大変便利です。
新大阪駅周辺はすごく発展しているので、ホテルがたくさんあります。ホテル代を抑えたいのであればビジネスホテルという手もアリ。京都の宿やホテル探しに苦戦している方はぜひ新大阪駅周辺も探してみてください。
まとめ
今回は京都旅行初心者におすすめの観光地を5つご紹介しました。この5つ以外にも魅力的な観光スポットはたくさんあり、1回の観光では全てまわるのは難しいでしょう。
「どこに行こうかな?」と考えている時間もまた楽しみのひとつですよね!ぜひ初めての京都旅行で日本の歴史と文化に触れ合ってみてください。